Rapha Prestige Kamikatsu

Rapha Gentleman’s Raceをみて面白そうだと思った記憶があります。(シクロワイヤードの記事
このイベントに参加できるのは一部の選ばれた人だけと思っていましたし、そこまでの実力もないと指を咥えていたものです。
まさかこのイベントに参加できる日がくるとは思いませんでした。

参加募集要項を見た時、距離150kmと獲得標高3800mの数字は特に驚くことはなく、行けそうな気がすると思っていました。
問題は、選出されるかどうか?で、出場できるのは15チームくらいだったのでエントリーシートに必要事項を決起会の時に記入して送信。後は天に祈るだけでした。
選ばれるように言葉を吟味(考えたのはほとんどオッチーニさんですが・・・。)した甲斐あって見事選出。嬉しく思っていると応募チーム全部参加だったようで、ちょっと肩透かしをくらった感が・・・。出れることに越したことがないので、嬉しいことには変わりはありませんでした。

決まった日から、イベント当日まで時間ないので夜ローラーに乗ったり、いつもすなっち観光でも考えながら走ったりとできることは行いました。
ちょうど期末ということで、仕事も忙しく大変でしたが、できることはやったつもりでした。

結果、3つ目の峠で足切りにあい無念のDNF。 

チーム力不足で残念な結果でしたが、自転車で走る楽しさ、チャレンジする精神を思い出させてくれるイベントとなりました。
グラベルはやみつきになりそうで、地元愛媛でも積極的に走りたいと思います。(行動範囲が広がるな・・・)

 Bicicletta Occhini:オッチーニさん、シホさん、サチコさん、カヨ、僕

走行距離:113.96km(足切りによりスタート地点までの戻り距離含む)
最高高度/高度上昇値:1,247m/2,969m


前日入りして、受付。Rapha women’s Prestigeに参加している妻は顔見知りが多いようです。
宿の「月ヶ谷温泉 月の宿」へ。部屋からは勝浦川とキャンプ場が見えました。小さいながらも内風呂付きの部屋でした。
この日は明日の準備をして朝が早いので早めに寝ました。

受付月ヶ谷温泉 月の宿

温泉施設からの眺めさくらとペダル

イベント当日。朝が早いため宿のご飯はありませんが、お弁当を用意して頂いていたのでしっかり胃袋に収めて準備をしました。
思っていたよりも寒くなく安心しました。ブリーフィングの後、いよいよ出発。
前のチームが僕が思っているのと違う方向に進んでいるのであれっと思いましたが、間違っていたようで僕が思っている方向で合っているようで良かったです。
ブリーフィング出走前

宿をスタートして、ダム沿いを進みました。抜かれたのは1チームだけで不安になりました。道は間違っていないので少しでも進むために自分たちのことだけを考えてペダルを回しました。
ダム周り枝垂れ桜

途中アートな建物にハウルの動く城っぽさを感じました。
はじめの上り

はじめの上りに入り、どんどん抜かれるだろうを思っていましたが、全く後ろからの追い上げがありません。道はあってるのに、不安になります。
上りはずっと続きます。
滝(灌頂ヶ滝)のある場所に。すなっち観光であれば自転車を下りて観光と言うところですが、そうしたい衝動をグッと堪えて進みました。
滝

しばらく上ると風車が見えてきました。
いよいよ峠付近というところで、抜かれ始めました。抜かれているのにちょっと安心したのは、僕だけでしょうか?
後続を待つために休憩。全員そろって出発。まだまだみんな元気です。
風車が見えます。休憩

その先には抜いていったチームが屯っていました。風車のところで記念撮影?してました。
風車

ここから下って国道438号へ。
途中道が悪かったりしましたが、問題なく進みました。
急にがれるコンクリの道

程なく段々畑の見えるポイントに。ここでも各チーム写真を撮っていました。
段々畑

分岐点にはいい感じのレンガ造りのトンネルがありました。
トンネルを向け、しばらく進むと国道へ。まだ残る桜を見ながら進みました。途中の道の駅で休憩。

レンガのトンネル桜が残る国道

しばらく国道を進んできました。この辺は枝垂れ桜が有名のようですね。道の駅にもマップがありました。今度来るときは桜めぐりも良いかもしれません。
さくら 

国道を進んでいくと分岐点へ。2つ目の上りの始まりって直ぐにチェーンが落ちました。最近はチェーン落ち(しかもフロント)がなかったのでびっくりです。
今思えばこの時しっかり見ておけばこの後起こる事はなかったのかもしれません。(たらればですが)
ちょと広いところで休憩。
だんだん上って休憩

ここから本格的な上りのようです。後続からどんどん抜かれていきます。関西人が来たら声が聞こえるからわかると自分たちで言いふらしながら走っていました(^∇^)
頼もしい関西人。静かな山道も一時の賑わいを見せました。そして嵐が去ったかのように静かに・・・・。ちょっと淋しいな。
後ろからピンク軍団がやってきました。ピンクVSピンク・・・目立ちます。
ピンク&ピンク

半分くらいの場所で休憩。上りで遅れるカヨ。オッチーニさんがプッシュ。
休憩きのこダッシュ

なんとか、頑張っています。
途中、お店があり休息しているチームがいました。羨ましい〜!そんな余裕が僕らのチームにはありません。ので、スルー。
頑張るP4090151

先は長そうです。シンドイですが、初めて走る道なので楽しい!
まだまだ先

後ろで、カヨの伴走をしながら走っていると左脚がスカッっとなり落車しかけました。またチェーンが落ちたかと思い下を見ると黒い棒が転がっていました。
・・・外れてはイケないものが転がっていました・・・・クランクです。整備不足でネジが緩んでいたんでしょう。ネジの緩みは気の緩み。しっかりチェックして走りましょう!
で、普通ならすぐ取り付けれるのですが、ハマりません。外れるときナメてしまったのかもしれません。
オッチーニさんに手伝ってもらい無理やりやめて走れるようになりました。(クランクはとりかえかな?)だいぶタイムロスしてしまいましたが、先にいったチームメイトを追っかけます。
クランクが外れる追走

トンネルを抜けてCP1に到着。ここでもチームメイトと合流。
CP1にて

ここから長い未舗装路です。有名な剣山スーパー林道を自転車(ロードバイク)で走ります。ワクワク感が止まりません。
序盤はよくある砂利道です。序盤からカヨが大きく遅れ出します。仕方がないので前を走りラインを見て走る指示を出しますが、後ろを見ると離れている状態で待つという事を繰り返して進みました。
MTBなら楽なんでしょうが、ロードで走るのは思ったように進まないので面白かったです。二の腕やお腹がブルンブルン揺れて痩せそうな感じでした。
キャノンデールチームはSLATEで臨んでいました。こういう道は楽しそうなバイクです。このスーパー林道ではパンク祭りのようで、所々で修理するチームがいました。
僕達のチームは運のいいことにパンクなし。
剣山スーパー林道SLATEで走るキャノンデール

勾配のキツイ場所では、押しになったメンバーもいました。
まだまだ続く押し

途中眺めのいい場所に到着。先着のオッチーニさんと、サチコさんが待っていました。
いい道だ

少し下って道がキレイになり、ようやく舗装路へ。入り口と出口は道がキレイで間がガレている道でした。けど楽しかったし、また走りに来たいと思いました。
未舗装路の出口で、集まってさあ下ろうと言う時に、オッチーニさんがパンクしてました。他の3名を先に行かせてパンク修理。原因をつかめず、取り急ぎチューブを換えました。
僕も残りましたが特に手伝うことはなく、手持ち無沙汰だったので、CO2ボンベの準備をしたところ取り付け方が悪かったのかエアー漏れ。逆に迷惑をかけることに・・・。すいません。
見かねた別のチームに方が、ポンプを貸してくれました。
終盤の締まった道パンク修理

合流を目指して下っていきます。
道が荒れていることと石が結構落ちている情報をもらっていたので注意して下っていきました。スピードを出すと普通のメガネだと涙がチョチョ切れます。スポーツグラスは欲しいですね。
涙で見えないので、オッチーニさんからジワジワを離されますが、気がついてくれて速度を落としてくれたので、焦る事なく後ろについて走れました。
途中で、サチコさんとカヨに合流。シホさんは先に進んでいるということで、合流すべく進みました。下れば下るほど荒れていていところどころ未舗装路でした。
怖がってカヨが遅れるので待ちながら下りました。しばらく進むと3人が止まっていました。
聞くと、シホさんが落車していたとのこと。本人も自転車も大丈夫そうですが、見るからに擦過傷がひどいので、大事をとってここでリタイヤすることに。
スタッフに回収してもらい病院へ行くことになりました。(スタッフの皆さん対応たりがとうございます。愛媛に帰宅後病院へ行き骨に異常がないと報告を受けひと安心)
残念ですが、5人でのイベントはここで終了となりました。シホさんの思いを背負って4人で行けるところまで進むことにしました。
未舗装路落車

更に下って、安心して走れる舗装路に。途中、うわさの「喫茶いくみ」で命の水を補給させていただきました。
下り上勝町谷口バス停横 喫茶いくみ

役場前で休憩。していると警官に方に呼び止められ、職質か?と思いきやこの先道が細くなるから注意してという助言と、剣山のいわれ、失われたアークのこと、邪馬台国のこととかオカルトファンが喜びそうな情報を話してくれました。知りたい方は検索してみてください。
役場前

3つ目の上りに入りました。16時までにCP2にいないといけないという情報が入っていて、CP2は4つ目峠付近。
現状のスピードでは難しい状況。さらにカヨがもうダメっぽそうだったので3つ目の上りで終わりかなって思っていました。
16時までにCP2にいないと闇の中の未舗装路を走ることになり大変危険なので妥当かと思いました。
さて肝心の上りですが頑張って上るもスピードが乗りません。追い撃ちをかけるように途中で足の裏が攣っていました。なぜ足の裏?通り過ぎる参加者に「ご安全に!」って声をかけられました(。-_-。)
給水ツル

気力でのぼっているようです。
上り

上りの終盤で、関西のお友達と遭遇。汗と涙でぼろぼろですが、感動のひとコマ。応援されるって元気が出ますね。その証拠にこの後息を吹き返し上っていました。
感動の再会峠のトンネル

トンネルを抜けたとことで、タイムアウトを言い渡され今回のイベントは終了。非常に残念ですがこれが今のチームの実力です。
ここで、多くのチームがタイムアウトとなり、トンネル前で記念撮影をして宿に戻りました。
力つきる記念撮影

来た道を帰るのですが、すっかり下り恐怖症となっているカヨを待ちながら下山。ブレーキを握る時間も長いので手も疲れます。停まりながらゆっくり下りました。
途中の広い道で、先に帰ったと思っていたオッチーニさんとサチコさんが待っていてくれました。チームっていいですね~。
応急処置をしたシホさんもお出迎えで宿に到着。
停まりながらの下り到着

この後、風呂に入って夜はBBQパーティーということで、キャンプ場に移動。
各チームが持ち寄った地ビールで乾杯!
下戸のおオッチーニさんと僕は忍ばせた道後サイダーで乾杯!
最後までレチクレッタ(正式にはビチクレッタ)になっていたのは面白かった。
最後にチームジャージ賞やインスタ賞?などの発表がありパーティーは終了。次は、那須で開催とのこと。それまで精進しておきます。
この日はぐっすりを寝れました。みんな爆睡です。 

キャンプ場最後まで名前が違う

肉語り合う?

キャンプファイヤー挨拶

翌日のライドはキャンセル。地元のライダーや昨日の参加者、Raphaのスタッフのみんなでライドのようです。僕たちは記念のシールを頂き、コーヒーを頂きしばし談笑。帰り支度をして、宿を後にしました。
シールお見送り

RISE&WINでお土産を買って茶をしばいて、道の駅でお土産を買って、徳島ラーメンを食べて帰宅。
RISE&WINソーセージサンド

いのたに徳島ラーメン

こうして、僕達のRapha Prestige Kamiktsuは終わりました。
Raphaスタッフの皆さん、コースを設定したShiokazeStoreの皆さん、参加されたチームの皆さん、ありがとうございました。

また逢える日まで!